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教育者の役に立つ心理学

教育関連のお仕事をされている方に役立つ心理学を学べる心理講座と、コラムです。


教育者の役に立つ児童心理学

学校の先生に役立ててほしい児童心理学

教育者として活躍している方にとって、「子どもを指導する上で大切なこと」とは何でしょうか?

心理学において「子どもを指導する上で大切なこと」は、信頼関係(ラポール)です。

なぜなら、心理学では信頼関係の形成がなければ、コミュニケーションを取ることが難しいと考えられているためです。

では、どのように子どもと信頼関係を形成するのでしょうか? そのカギは、児童心理学にあります。

児童心理学では、小学生は身体と同様に精神も成長していくため、学年によって発達段階が異なると提唱されています。この発達段階の知識が、信頼関係の形成に役に立つはずです。

低学年

低学年は、自己中心性の傾向が強いため、1対1であることを好み、集団行動を苦手とします。 自己中心性とは、物事を第3者的立場から考えることができないことを言います。

幼児であればあるほどこの傾向が高く、成長をしていくにつれ離脱していきます。

また、低学年は、物事を頭の中で抽象的に考えるのではなく、具体的に考えます。

例えば、算数の足し算を勉強する際は積み木を用いるなどをして、実際に自分の手で行うことにより学習していきます。

中学年

中学年は成長の転換期にあります。自己中心性からの離脱、独立心の芽生え、抽象的・論理的思考が可能になります。それに伴い、学習内容が論理的なものに推移していきます。

しかし、中には学習内容の推移に遅れを取る子どもが目立つようになります。これが「9歳、10歳の壁」と言われるものです。

また、口答えをするようになりますが、反抗心からではなく、独立心によるものです。あたたかく見守ってあげましょう。

高学年

高学年は、心身ともに大人へと成長していく段階です。

第 2次性徴や他者意識の向上、自己意識の変化が現れます。 他者意識が強まっていく中、抽象的思考力が高まり、身体の変化が伴うため、不安定になりやすい傾向にあります。子どもとは捉えず、大人として接することが必要です。

まとめ

教育者に役立つ教育心理学

学年別に発達段階をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

それぞれの特徴を知った上であたたかく受け入れてあげましょう。そうすることで、子どもは安定感や自信を持つことができ、信頼関係の形成に繋がるはずです。

子どもの指導に関して何かお困りでしたら、本記事を参考にしてみてくださいね。

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